「母の日、何がほしい?」と聞くと、うちの母は必ず「何でもいいよ」と言う。
これが一番困る。何でもいい、は何も言っていないのと同じだ。気を使っているのはわかる。でもその結果、こちらが全部考えなければいけない。
何年もこのやりとりを繰り返してきて、ようやく答えが出た。
「何でもいい」に応える母の日ギフト
「何でもいい」の本音を読み解く
「何でもいい」という言葉の裏に何があるかを考えてみた。
一つは気を使っている。「高いものを要求したくない」「負担をかけたくない」という親心だと思う。もう一つは、本当に何でも嬉しいという場合。子どもが選んでくれたというプロセス自体が大事で、中身はある程度何でもいいという人もいる。
どちらにしても共通しているのは「選んでほしい」ということだ。リクエストを断っているわけではなく、選ぶ権限をこちらに渡してくれている。
だから「外れにくいもの」を堂々と選ぶ
「何でもいい」と言われたら、外れにくいものを自信を持って選んでいい。
変に凝ったものを贈ろうとするから迷う。食べ物、日用品の上質版、消えものギフト。このゾーンで「お母さんが普段好きそうなもの」を選べば、まず外れない。
「何でもいいって言うから、好きそうなもの選んだよ」という渡し方が一番自然で、お互いに気持ちいい。
日頃の観察が活きる瞬間
「何でもいい」と言われたときに役立つのが、日頃の記憶だ。
「あのお菓子おいしかった」「このドラマ好き」「最近肩こりがひどい」。日常会話の中に散りばめられたヒントを拾っておくと、プレゼント選びがぐっと楽になる。
普段の会話に答えがある。そこから選んだプレゼントは、「ちゃんと見ていてくれた」というメッセージになる。それは「何でもいい」より何倍も価値がある。
実際に刺さったプレゼント
うちの母が「何でもいい」と言うので、ある年に好きだと言っていた和菓子の詰め合わせを贈った。
「よくわかったね」という反応が返ってきた。それまでの「何でもいいよ」は、別に何も考えていないわけじゃなかったということだ。ただ遠慮していただけで、ちゃんと好みはあった。
日頃の観察から選んだプレゼントが届いたとき、お母さんは「見ていてくれた」と感じるんだと思う。
「何でもいい」に毎年応える方法
毎年「何でもいい」と言われるなら、毎年違うカテゴリから選ぶというルールを作るのも手だ。
今年は食べ物、来年は体験、再来年は日用品の上質版。このローテーションにしておけば迷わなくなるし、毎年違うものが届くのでお互いに楽しみができる。
「何でもいい」は攻略できる。そのための武器は日頃の観察と、カテゴリのローテーションだ。
結論:「何でもいい」はチャンスだ
リクエストがないことをネガティブに捉える必要はない。
選ぶ自由をもらったと考えれば、むしろチャンスだ。好きそうなものを選んで、「これが好きかなと思って」と一言添えて渡す。それだけで十分すぎる母の日になる。
気持ちが伝わる母の日ギフトを選ぶ